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 〜星に聞いてみよう 占い知識集〜


星に聞いてみよう 惑星基礎知識 サイン12星座 ハウス基礎知識
小惑星 アスペクト アスペクト2 チャート解釈

プロ仕様参考知識 トランシット

トランシットは、プログレッションの様に象徴的な方法ではなく、判断をすべき時期のその時点での惑星位置からチャートを読みとるものである。
アストロロジーの研究家の中には、1日1年法などのプログレッションは現実のその時点での星の動きではない象徴的な方法なので非科学的であるとして重視しない人もいる。したがって、トランシットのみを見て判断している人も結構いる様である。
出生図に対するトランシット惑星との対比によるアスペクトを重視しているわけである。
プログレッションは、象徴的な考え方ではあるが、実際的には十分使用出来得る理論なので、トランシットのみを判断するより、プログレッションとトランシットを両面から見ていくことがプロ仕様な判断になります。

プログレッションは自己の体内時計の様なものであり、(大部分の方式は)生まれてからまもなくの時期に、宇宙のアストラル界より刷り込まれた運命の青写真の様なものである。そして、これは、進行した太陽と月、また、ASCとMCが特に重要である。
それらをベースにして意識の展開がなされようとしている訳であるが、これは、自己の無意識に取り込まれているプログラムの展開図といえる。
通常、このチャートから感じられるものは、自己の内面から外面に湧き出そうとしている心理的エネルギーの様に見える。
これは、現実界に現象化する事もあるが、心理的な変化で終わる場合もある。この進行チャートからの影響力による行動は内発的であるというのが特徴的である。ただ、無意識層から来る促しなので、自分が何をやっているのかが自覚出来にくい面もある。
それに対してトランシットは、その時期に存在する集合意識を象徴する惑星群の影響力からの促しである為に、外的な客観的状況から出生図の惑星に働きかけて来る事が多いのである。
したがって、プログレッションとトランシットの基本的な相違点としてとの一つの目安は、内面から外面へのエネルギーの働きとしてはプログレッションの方で、外的状況から内面への働きかけをトランシットの方と覚えておけば良いだろう。
多くの場合トランシットは、人間関係や客観的な状況を伴って影響が現れるので、チャートの判断もやりやすいと言う面がある。また、惑星の影響を受ける本人も自覚して行動しやすいと言えるかもしれない。
アストロロジーの進行やトランシットの惑星による影響で、その時期に心理的に傷ついたり、癒されたり、また何かの大きな気付きや成長がもたらされたりする事が屡々あるが、それを単純に心理学のトラウマ(精神外傷)の形成とか、心理的な補償とか、アイデンティティーの確立などと関連付けてとらえるのは無理がある場合があるので、特に心理学の方面に詳しい方は早合点しないで慎重に捉えて行って欲しい。
アストロロジーは、あくまでも惑星波動と個人の霊的センターは、波動的にも物理的にもつながっているという立場にあり、太陽系や銀系全体の宇宙意識の発達の中の一環として個人の意識の成長も組み込まれていると言う秘教的な考え方に依っているのである。
そして個人の意識の基本図である出生図も、偶然、その日その時に生まれて来るのではなく、前世からのカルマに依って霊的に正確に計算されているという考え方なのである。そして惑星の波動が人間という小宇宙に影響するだけでなく、小宇宙の側の意識の有り様や行動が逆に惑星に対しても働きかけるという考えなのでである。
したがって、全ての存在に波動的な意識を認め、それが相互に関連し合って成長、進化(退化)するという考え方なのである。全宇宙的な包括的で、尚かつ前世や輪廻転生などを考慮した密教的な世界観を持っているのである。
心理学との相似点や共通点は多いが、安易に現在の心理学的な学説やセオリーの中にアストロロジーの理論を収束させて説明するということは、人間の持つ、本質的な「魂の科学の研究」と言うアストロロジーの基本テーマから見ると問題を残してしまうと言えるのである。
アストロロジーは広大無辺な科学なので、地道に少しずつ大局的な見地から判断していくことが望ましい。

■トランシットの具体的な影響パターン

・どの惑星でも出生図のアングルにある惑星のトランシットは強力である。

・トランシットの惑星が強力に働くのは、太陽や月、ASCやMC、またはその支配星である。
そのときその惑星が、太陽、月などと出生図の中で強力なアスペクトを形成している場合は、なお強力に作用する。

・トランシットは、地球の外側を周っている惑星(外惑星)が重要視されるが、その中でも特に木星と土星が重要で、また、最もはっきり影響力が出やすい。

・天王星から外側の惑星は個人よりも全体的な集合的な意識(または集合的無意識)に関わっている場合が多い。
出生図でこれらが強調されている人は強力に作用する場合もある。

・新月、または満月は太陽と月の特殊なトランシットであるが、これは、新月の場合は、次の新月までの約29.5日間の影響が出ると捉える。
満月は、次の新月までの約2週間の影響と見る。通常、出来事が起きるパターンは、新月や満月の時に出生図に対して起きたアスペクトはその日にはすぐには感じられず、新月の場合は徐々に盛り上がって来て、満月の時に影響力がピ−クになる。そして段々弱まって次の新月までに収束する事が多いのである。
一般的には、新月は現実的な事柄に影響し、満月は精神的な事柄に影響すると言われているが、恋愛問題や妊娠とか、種まきなどの生殖作用は、満月の方がむしろ強力である。また、芸術的なインスピレーションなども満月の方がよく起きる様である。
ビジネスや職業に関すること、土木建築、移転などの外的現象を伴う出来事は、通常は新月の方が強力である。出生図で月が6室にある人は敏感で、新月、満月の時に体調を崩しやすいと言われている。
また、どこの民族でも新月の日に新しい出来事に着手する事が昔からよく行われて来たし、結婚式などのお祝い事やお祭りは満月を選ぶ習慣が世界各地共通にある。これは、アストロロジーの観点からもうなずける事が多いことである。

・太陽のトランシットの影響力は通常1,2日である。ネータルの敏感点を刺激するが影響力はさほど強くない。
太陽のトランシットがASCを通る時は、新しい物事が起きやすい。これは毎年やって来るので、学習の開始やイメージ・チェンジに使える。学習者は各自、太陽が毎年何月にどこの室を通るか覚えておくと便利である。

・月のトランシットは、普通はほとんど用いられない。運勢の鑑定では、鑑定を以来された時刻のチャートを作成し、使用する占いのひとつ形式である「ホラリー占星学」では月のトランシットを重視し、行方不明の人の捜索や失せ物の有り場所の判定、結婚や移転などの物事の是非を判断したりする。
普通は月のトランシットは、心理占星学ではほとんど使われないものであり、特別な場合を除いては無視しても差し支えないのであるが、一つだけ挙げておくと、トランシットする月がいる室は多少影響するので、頭に入れておくと良い。

・動きの速い惑星のトランシットについて見て行くと、水星、金星、火星は動きが速く、通常はあまり重視されない。
火星は時として、重大な出来事を引き起こしている様である。通常、これらの惑星は、アスペクトはコンジャンクション(合)のみを見る。

・トランシットは、正確なアスペクトを形成した後から2,3度過ぎたところまで影響する。
したがって、動きの遅い惑星ほど影響する期間は長い。また、動きの速い惑星でも逆行や留があるので、影響する期間はその都度判断すること。
ドラゴン・ヘッド(ノース・ノード)とその反対のドラゴン・テール(サウス・ノード)のトランシットは、惑星と動き方が反対なので、正確なアスペクトを形成する前の時期から影響力が現れると見る。

・客観的な現象をもたらす火星、木星、土星は現実的で具体的な事柄を判断する時に特に重要である。
トランシットする火星は、その室とサインを刺激し意味を強める。火星は、主観的エネルギーを客観的エネルギーに変えて行く初期の荒々しい力であるために、その影響を受けた惑星の働きはやや衝動的で不安定である。
また、トランシットする木星もその室、サインに影響する。通常、前世からの良い力を意味する木星は、そのカルマに応じて、そのサインと室に喜びと成長するパワーを与える。
木星は、良いことばかりではなくカルマを新たに形成する力をも与えてしまうので注意が必要である。
通常、このトランシットは、内的な主観的意識を客観世界に多様に反映させることが出来たり、多面的に外的世界の物事を判断する力を与えるものである。
大きな視野が広がって来るので、その室とサインを通じて魂を成長、拡大させるチャンスの時期であると言えよう。
土星も、トランシットするサインと室を強調する。これは、主観的意識を具体的に結晶化するパワーであるが、強力にその室、サインのエネルギーに働きかける。土星を上手く乗りこなせない人や、年齢的にそこまで至っていない人は、土星の力を乗りこなせず、力を持て余してしまう。
それは、単順にその部分を具象化する力ではないのである。力と意識伴わない人に取っては、逆にその室やサインの物事をそぎ落とされる様な事が起きて来るのである。そこから、伝統的な星占いの「土星は不幸の星」という考え方が生まれてきた訳である。
土星は、物質化のピークの星であるとともに、非物質化が始まる星でもある。したがって、この惑星のトランシットは、なかなか読みにくいと言える。
土星の働きは、「メビウスの輪」の様なものに譬えられる。つまり、精神的で霊的エネルギーと物質的で現実的なエネルギーの両方が8の字型に相互にエネルギーの交換をしているものと捉えられるのである。
単純に物質的パワーを与えてくれるだけではなく、それを奪って反対の方向に引っ張るエネルギーとして働く事もあるわけです。さて、ここで一つの疑問が生じるかもしれない。反対の室の方に力が移るとはどういうことか?と言うことですが、これは、意識的にレベルの高い人に時々起こる事で、表面的には、土星のトランシットしている室やサインの力が減少して活動が低下しているように見えるだが、実は、反対の室やサインの方に霊的エネルギーが高度に結晶化している事が起きるのです。

・天王星、海王星、冥王星のトランシット・・・これは、出生図でこれらの惑星が重要なポイントにある人には強く影響する。つまり、ネータルで太陽や月、ASC.やMC.に強いアスペクトを持っているとか、アングルにあるなどの場合である。このトランシットを強く感じられる人は集合的な意識と同調しながら、個人の意識を形成している人であるが、最近はこのタイプの人も若い人を中心にかなりの数に上っているように見受けられる。
基本的には、魂の深い意識を現実の生活の中にどの様に生かして行くのかと言うことを教える惑星である。
天王星は公転周期84年なので、チャートの中でも、ネータルの位置に来るまで84年かかる。
したがって、この「天王星リターン」を体験できる人は少数派と言える。この天王星は、ほぼ7年で一つのサインをトランシットし、21年で出生図の天王星にスクウェアになり28年でトラインとなる。また、42年でほぼ反対の位置に来る。したがって、この天王星意識に感応しやすい人は、これらの時期にこの天王星の性質を乗りこなすように意識化すれば良い訳である。
海王星は、公転周期164年なので、出生図に対する60度が28年後で、スクウェアが42年後、トラインはほぼ56年後である。したがって、この二つの惑星のトランシットの共通してほぼ同じ時期に影響する年齢である28歳とか42歳頃が重要な時期になる。
冥王星は公転周期248年で、なお、かなり極端な楕円軌道なので、一つのサインに留まる期間が一定していない。したがって、何歳の時にどうとかと言うことは難しいので、チャートごとに判断する。



・ドラゴン・ヘッドのトランシットは、影響力もかなりあるので重視する。特に運勢鑑定では重要で、多くの政治家や芸能人は、このドラゴン・ヘッドのトランシットが、ASCとか太陽に合になった時に大統領に当選するとか、歌がヒットしている様である。 意識のレベルの高い人は、この時期に精神的な導師に出会ったり、眼に見えない世界(霊界、神界、宇宙人など)と交流したりすることが起きるだろう。このトランシットの基本的な意味は、自己のイマジネーションや願望を人的交流やチャネリングなどの意識的交流を通じて具体的世界に投影する事への欲求と可能性を示すもので、それが実現しやすい時期であると言える。

反対のドラゴン・テールのトランシット関してであるが、通常は、不運をもたらす事が多いと言われている。人にだまされたり、不良と付き合ったりなどの良くない人間関係や、悪因縁をもたらす、などとまで言う人もいるが、これは、基本的な意味は、人間関係や霊的世界との交流を通じて、アスペクトを作る惑星の働きのある部分とか全体を消去したり、非物質化したりする事で、その惑星の基盤を確かに揺るがす様な働きをする事がある。 これらの事から、占い的な浅いレベルで捉えている研究家に取っては、「テールのトランシットは良くない出来事を起こす」と考えたのであろう。これは、気象現象の台風の様な存在と考えて良いだろう。つまり、台風も地球全体から見ると生命現象で、一種の浄化作用である。したがってこのトランシットは、惑星や、その存在するサインや室を浄化する働きがあるわけで、そこにゴミを溜めていなければ別に問題は無いのである。むしろ、今まで重荷になっていた人間関係が収束する様な事になったりして、解放されることもあるのである。また、ヘッドもテールも瞑想的直感を刺激する事が多い。 したがってこの解釈は単純に肯定的とか否定的とか、良い悪いで捉えてはいけない。通常、ヘッドもテールもどちらも葬式や仏事に関係することは多い。また、このトランシットは、どちらも惑星に対しては合のみを見て判断する。

・プログレッションしている惑星に対するトランシット・・・これは、アスペクトは合のみを見て行く。通常、太陽と月、ASCとMCの進行に対してトランシット惑星が合のアスペクトを形成したと時だけ使用すること。一番影響が大きいのは、進行している太陽に対するトランシットの合である。 これは、出生図で太陽と大アスペクトなどを形成している惑星ほど影響が強く感じられる。

トランシットの影響が室などに与える影響・・・これは、惑星の周期によって期間は異なるのだが、その惑星が運行する室は、その惑星の性質を大きく受ける訳である。さて、室の説明は、細かく具体的になるので、その前に少し大まかな方法を説明する。 これは、幾何学などで使う象限という考え方を使用するクオードラント(Quadrants)と言う考え方がある。つまり出生図を4分割して、そこを惑星がトランシットするときに、その大まかな特徴が出てくると言うことである。

第1クオードラントは1室(つまりASC.)から3室の最後まで(またはIC.)
第2クオードラントは4室(またはIC.から)6室の最後(つまりDESC.)
第3クオードラントは7室(つまりDESC.)から9室の最後(またはMC.)
第4クオードラントは10室(またはMC.)から12室の最後(つまりASC.)
以上の様にチャートは4分割される。
第1クオードラント(1室,2室,3室)を惑星がトランシットするときは、基本的なテーマの学習と足固めの時期と捉える。特にASC.に合になるとか、1室に惑星が入ったばかりは、興味の対象が新しくなり、自己の結晶化するべき事柄に新たに付け加える事が出て来たり、生活のパターンに全く新しい局面が出て来たりする。 また、何かを始めても、基礎的なテストの段階である。自己というイメージに少し気付き始め、それを確立するために模索する時期と言えるだろう。
第2クオードラント(4室,5室,6室)を惑星がトランシットするときは、第1で新しく興味の対象となったり、学習してきた事柄を身近な環境の中で発表したり、まだ、荒削りながら創造的な分野に生かして行く段階である。この時期は、感情的に同調できる仲間との関わりが重要である。
まだ、創造的な力の発現ととしては、まだ甘い面が多々あるが、身近なところにいる気の合った仲間の中ではかなり力を発揮出来るし評価されることもある。この時期の最後になると、このエネルギーをより客観化して広く受け入れられるように洗練化しようとする衝動が強まるだろう。第1で気付いた自己のイメージを、感情的に同調できる身近な集合的意識に同調しつつ発現しようとする時期と言える。
第3クオードラント(7室,室,9室)を惑星がトランシットするとき。その惑星が特にDESC.に合になり、7室に惑星が入る時には心理的にも現実的にも大きな変化を感じることが多い。物事を大きく客観的に見なければならず、社会の大きさを実感するときである。第1と第2の時期に培って来た力が、本当の意味で使いものになるのかどうかは この時期にはっきりして来るだろう。個人的な面より社会的な活動が活発になり、全体の中で自己がどの様な位置にあるかの判断が出来る時となるだろう。個人的にも社会的にもパートナーや協力者との間で色々な事が起きるだろう。惑星がMC.近着くに従って、社会的な活動はより活発になるだろう。また、様々な理想に燃える様になる。 第1で気付いた自己イメージと能力は、第2の自己の基盤となる集合的意識世界の中で成長する事が出来たが、それを明確に自己の鏡となる客観的世界に映し出して評価する時期になって来る。
第4クオードラント(10室、11室、12室)を惑星がトランシットする時は、特にMC.にトランシットの惑星が合になるとき、その人の理想イメージは最大になり、社会的に自己表現していくことにエネルギーを注ぐ事になるだろう。正当に努力して来た人に取っては、特に職業的な面で実った果実の収穫の時期となるだろう。また、研究して来た成果などに対する評価が与えられる時期となる。 スピリチュアルな面から見ると、霊的な位階を上昇することが出来たり、守護天使が変わる時期でもある。自己の主観的エネルギー(マインド・パワー)が速やかに現象化出来るようになったりする。この様に、第3で客観的に評価された自己のイメージ投影と能力は、この第4で具象化のピークを迎えるのである。そしてその力は、トランシット惑星がASC.に向かうに連れて徐々に減少し、次の新たな創造エネルギーと自己イメージへと変換されて行くのである。

トランシットの場合、各惑星の影響は以下。
火星は、それぞれのクオードラントを刺激、活性化する。
木星は、それぞれのクオードラントに力を与えて膨張させる。
土星は、それぞれのクオードラントを具体的に結晶化させる。
*注 上記の4分割は、出生図においても基本的な意味は同じであるが、意識の成長度合いがトランシット惑星の運行を見ていくことによって、すっきりと理解しやすくなる。



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