■「なるべくベジタリアン」と「家だけベジタリアン」
ここまで読んでしまったあなたは、おそらく混乱していることでしょう。
日本では、上記のような情報を教えてくれる人は皆無に等しいからです。
そして、悲しいかな、菜食・粗食を実践する環境にありません。
そんな、仲間もいない環境で食生活を急に変えるのはとても辛く、長続きしません。
そこでオススメするのが、「なるべくベジタリアン」と「家だけベジタリアン」です。
「なるべくベジタリアン」は、完全に肉食を止めるのではなく、毎日食べていた動物食を、週2回とか1回にするとか。。。
とにかく「なるべく」菜食をとるようにするプチベジタリアンです。
「家だけベジタリアン」は、外食や知人などとの食事の時だけはなんでも「食べる」。
けれども、「家では」ちゃんと「ベジタリアンする」スタイルです。
日本人夫婦の場合は、家庭を守る主婦は「なるべくベジタリアン」、外で仕事をする夫は「家だけベジタリアン」のスタイルが
いいかも知れません。
とにかくチョットでもいいのです。あなたのチョットがまわりを変えていきます。
もちろん、ご自身の生活スタイルに合ったやり方で無理なく楽しく実践出来る方法が一番ですのでおもしろい「菜食・粗食」
を考案して下さい♪
■まとめ
・食は運命を変える。
・粗食・菜食はカリスマになれる。
・今日世界には、すべての人々が健康で生産的な生活を送るために必要な栄養分を摂取するのに十分な食糧があるにも関わらず、
8億4200万人以上が飢餓に苦しんでいます。
・その理由は、生産される穀物の半分が、家畜の餌に回っているからです。
・牛、豚、鶏を飼育するために、人間の4−10倍の餌を食べさせなければなりません。
・同じ時間で家畜でなく、作物を作れば、何倍もの植物性たんぱく質の生産が可能です。
・畜舎の空調のために多くの電力が使われます。鶏などは生産量をあげるために、電気をつけっぱなしにしたりもします。
・家畜を育てるために、穀物や野菜に比べて、何十倍もの水が使われます。
・家畜の飼養場所を作るために、森林が世界中で破壊されました。畳2枚分の森林がたった牛肉100gのために破壊されます。
・家畜を早く太らせるためや病気治療や予防のために多くの投薬が動物になされます。
・家畜からだされる糞尿、メタンガスは温暖化の原因の一因と認識されています。
・殺すことは「仕方ない」ことではありません。人は生き物を殺すとき、嫌悪感を抱きます。
これらのことが本当に「仕方ない」ことなのか、もう一度考えてみましょう。
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