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知っておきたい事

■消えていく熱帯林

現在、世界の森林は激しいスピードで減少を続けており、深刻な状態にある。
この10年間で実に1億5000万ヘクタールの熱帯林がなくなり、現在もなお毎年1600万ヘクタールが消失している。
森林伐採と焼畑農業が主たる原因だが、牛や羊など家畜の放牧地への転換もまた大きな要因となっている。
食肉を大量消費する先進国の企業が、食肉増産のためにアマゾンの熱帯林を切り開いて家畜の放牧地に変えているからだ。

今日、アマゾンの土地に約600万頭の牛が放牧されているという。
この数は、中南米8カ国の総人口の30分の1に相当する。
世界の熱帯林の半分をアマゾン地帯が占めている。
そのうちの20%(日本の総面積の約3倍)が、放牧地の開発ですでに失われている。

1970年頃から急速に広がった先進国のアグリビジネスは、牛の放牧場の建設を目的に、アマゾンの奥地にまで殺到した。
土地の農民が所有する森林をわずかな金額で買収し、食肉生産のために熱帯林を切り倒していった。
放牧地は、牛の群れに根こそぎ牧草を食べつくされ、養分や水分の枯渇、表土の流失を招いて、たちまちのうちに、種をまいても芽が出ないほど荒れ果ててしまう。
そして、放牧に使えなくなると、その土地は打ち捨てられ、牧場主は次の放牧地を求めて、さらに熱帯林を切り開いていく。
先進国の牛肉消費を支えるアグリビジネスの企てのもとに、こうした乱開発のパターンが繰り返され、アマゾンの熱帯林はどんどん減少していったのである。

中南米の中でも熱帯林の3分の1を占めるブラジルでは、1970年から10年足らずの短期間に40%もの森林が消えた。

アメリカのワールドウォッチ研究所の報告によると、アマゾンで生産された牛肉からハンバーガー1個を作るのに、5平方メートルの森林が伐採されて放牧地に転換された計算になるという。

もし、このまま森林破壊が進めば、今後25年間で動植物の約半数が絶滅の危機に瀕する恐れがあると言われている。
今、残されている熱帯林が消滅してしまうとき、地球の生態系は完全に崩壊し、すべての動植物は地上から永遠に消えることになるだろう。もちろん、そのときは人間も同じ運命である。

■砂漠化する大地

家畜の放牧による影響は森林だけにとどまらず、土地の砂漠化も招いている。
現在、世界の放牧地面積は耕地面積の2倍にのぼり、そこでは13億2000万頭の牛と17億2000万頭の羊やヤギが飼われている。
人口の増加と歩調を合わせるように家畜数も年々増加しており、食肉、牛乳、皮革、その他の畜産物に対する需要の高まりとともに世界各国で過放牧を引き起こしている。
過放牧とは、放牧地で牧草の生産量が家畜による消費量に追いつけない状態をいう。
過放牧になると、つねにエサ不足の牛たちは食欲を満たすために、あちこちの草地の牧草を食い荒らし、草の根まではぎ取ってしまう。
すると地層がむき出しになって、土壌基盤が脆弱化し、風や雨に浸食されやすくなる。
過去50年の間に、世界の放牧地の60%が過放牧のために荒廃した。

■動物達の悲鳴と苦痛

一億人以上の人口を持つ日本で、売られている肉や卵、乳製品の元となる畜産動物たちの姿はほとんど目にすることはありません。
これだけの人口を毎日養っていく動物たちの数は相当数なはずです。しかしどこにも見当たりません。
見えないから考えることを止めますか?

彼らはどんな過酷な状況で生かされているのでしょうか?

消費者として動物たちを利用している以上、現実は正しく知る義務があるのです。

ALIVE 地球生物会議
ヘルプアニマルズ

家畜たちは悲鳴と苦痛の日々を終わることなく味わっているのです。
これは、他でもない消費者の私たちがそれを応援しているのです。

たった一人でもできること。
「ベジタリアン」をめざしましょう!





ベジタリアン生活をしてみよう

■「なるべくベジタリアン」と「家だけベジタリアン」
ここまで読んでしまったあなたは、おそらく混乱していることでしょう。
日本では、上記のような情報を教えてくれる人は皆無に等しいからです。
そして、悲しいかな、菜食・粗食を実践する環境にありません。
そんな、仲間もいない環境で食生活を急に変えるのはとても辛く、長続きしません。

そこでオススメするのが、「なるべくベジタリアン」と「家だけベジタリアン」です。
「なるべくベジタリアン」は、完全に肉食を止めるのではなく、毎日食べていた動物食を、週2回とか1回にするとか。。。
とにかく「なるべく」菜食をとるようにするプチベジタリアンです。

「家だけベジタリアン」は、外食や知人などとの食事の時だけはなんでも「食べる」。
けれども、「家では」ちゃんと「ベジタリアンする」スタイルです。

日本人夫婦の場合は、家庭を守る主婦は「なるべくベジタリアン」、外で仕事をする夫は「家だけベジタリアン」のスタイルが
いいかも知れません。
とにかくチョットでもいいのです。あなたのチョットがまわりを変えていきます。
もちろん、ご自身の生活スタイルに合ったやり方で無理なく楽しく実践出来る方法が一番ですのでおもしろい「菜食・粗食」
を考案して下さい♪

■まとめ

・食は運命を変える。
・粗食・菜食はカリスマになれる。
・今日世界には、すべての人々が健康で生産的な生活を送るために必要な栄養分を摂取するのに十分な食糧があるにも関わらず、
8億4200万人以上が飢餓に苦しんでいます。
・その理由は、生産される穀物の半分が、家畜の餌に回っているからです。
・牛、豚、鶏を飼育するために、人間の4−10倍の餌を食べさせなければなりません。
・同じ時間で家畜でなく、作物を作れば、何倍もの植物性たんぱく質の生産が可能です。
・畜舎の空調のために多くの電力が使われます。鶏などは生産量をあげるために、電気をつけっぱなしにしたりもします。
・家畜を育てるために、穀物や野菜に比べて、何十倍もの水が使われます。
・家畜の飼養場所を作るために、森林が世界中で破壊されました。畳2枚分の森林がたった牛肉100gのために破壊されます。
・家畜を早く太らせるためや病気治療や予防のために多くの投薬が動物になされます。
・家畜からだされる糞尿、メタンガスは温暖化の原因の一因と認識されています。
・殺すことは「仕方ない」ことではありません。人は生き物を殺すとき、嫌悪感を抱きます。
これらのことが本当に「仕方ない」ことなのか、もう一度考えてみましょう。


 
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